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第138回 出張時の罹災を想定する

 

ビジネスバッグ・機能に応じた選び方

実際にK-modelを仕事で愛用している陰山先生がフィールド・インプレッション。
K-modelにこめた陰山先生の開発ポリシーとともに毎回ライブレポートで報告!!

災害時の子どもの心ケアを

冬場でわかるビジネスバッグの使い勝手

 

●この場を借りて能登半島地震で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。特に学齢前の子どもたちや小中学生の学童は住宅が倒壊したり、信号機やコンビニ、学校、通学路などいつも見慣れた生活インフラが破壊された状況に、地震を経験した恐怖と相まって立ち直るまでに相当な時間が必要です。私も実際に阪神淡路大震災を体験し子どもたちの心のケアの大切さを痛感してまいりました。満足に寝られない夜、寒くて凍えそうな中、食事やトイレなど満足にすることができず、普段の生活基盤が破壊され不安と絶望を子どもたちは感じています。

 

●さらに自分や家族が負傷したり、兄弟、友達など身近な人たちの安否がわからない場合は心は打ちひしがれています。そんな時、保護者の皆様は子どもたちに積極的な声掛けをしてください。子どもたちは目の前の現実を受け入れがたく、つらく、苦しくても周囲の大人たちに自分の弱さを声にできない災害弱者なのです。しゃべれない、しゃべらない、気持ちを伝えられないなど災害に伴って変化した子どもの心のケアは大事です。異常に高ぶっている気持ちをリラックスさせてあげることを保護者の皆さんは考えて頂ければと思います。

 

こどもは災害弱者。



陰山先生の「ビジネスバッグ論」
K-modelに込めたメッセージ

第138回 ビジネスマンのアイテム選び
~出張時の罹災を想定する~


    

何の前触れもなく遭遇する天災にはなすすべがない。2024年元旦の夕方に発生した能登半島地震はその全貌が明らかになるにつけ、被害の深刻さがあらわになってきた。ニュースでは正月の家族団らんの場を一瞬にして崩壊させ、帰省中の親族もろとも被害にあったケースもある。幸いにも学校は冬休みで学童の校内での被害は免れたものの校舎やグラウンドなど設備の損傷は激しく新学期の行事をリセットした学校も多い。特に受験時期を控えて学生や保護者の心を思うと胸が痛む。

 

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阪神淡路大震災を経験した私にとって、地震の恐怖は言葉にならない。お正月だから仕事関連での被災は少なかったようだが、天災は時と場所を選ばない。業務で出張中の場合にだって突然遭遇する可能性はあるのだ。中でも移動中は対応に困難を極める。知らない街角で慣れない交通機関での移動は自分の安全確保と出口戦略を同時に考えなくてはならず、心身ともに疲弊する。それに食事のストレスが加わればいつもの判断力が鈍る危険性もある。

 

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隆起して道路や地形が変わったビジュアルを皆が見た。もうお気づきだろう。被災時に一番重要なことは身の安全を確保するために正確な情報をいち早く入手する必要があるのだ。そのためにスマホは必須だし歩行や行動の自由を確保するためには最低限でも両手が自由に使え、歩行を妨げる要因を可能な限り排除することだ。するとビジネスバッグも必然的にリュックタイプが選択肢に入って来る。特に出張時は心強い。経験的に私のお勧めは通常のリュックよりもひと回り大きめの容量があるタイプだ。バッグ内にある程度の余裕を持つことで水や食料などの備えアイテムを収納するとともに出張での移動中に他人に依存することも少なくなる。

 

 

行動の自由を確保する。

 


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