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第72回 満員の通勤電車でバッグはどう持つ

 

ビジネスバッグ・機能に応じた選び方

実際にK-modelを仕事で愛用している陰山先生がフィールド・インプレッション。
K-modelにこめた陰山先生の開発ポリシーとともに毎回ライブレポートで報告!!

リビングルームに図鑑を

冬場でわかるビジネスバッグの使い勝手

 

●多くのご両親は子どもの頃に図鑑に親しんだことと思います。花や昆虫、鳥、動物や魚まで地球上に存在する様々な生き物が丁寧で分かりやすいイラストとともに解説されています。生き物だけとは限りません。星座や天体の構成、動き、人の体や歴史など通常私たちが関係する様々な分野の事象が体系的にまとめられ、説明も要点を端的に捉えているので陰山家の必需品でした。我が家ではリビングルームに本棚を置いて、TVなどで分からない言葉、名前があったらその都度、すぐに調べるように習慣づけていました。

 

●最近はタブレットなどネットで検索する機会も多いと思いますが、アナログとはいえ図鑑ならではの収穫もあるのです。ネットは目的至上で一点回答ですが、図鑑は類似情報や周辺情報まで丁寧に拾ってくれます。ページをめくるたびに美しいビジュアルは脳裏に刻まれ脇の知識として記憶に留まるのです。チェックした名前やテーマ、項目などを付箋などでチェックして行くと図鑑も1年で付箋だらけになります。デジタル情報と違って「削除」されることはありませんから学習した痕跡が家族と共有でき励みにもなりますよ。

 

百聞は一見にしかず、ビジュアルの知識は記憶に残る。



陰山先生の「ビジネスバッグ論」
K-modelに込めたメッセージ

第72回 ビジネスマンのアイテム選び
満員の通勤電車でバッグはどう持つ


    

JR西日本の、乗車マナーに関する啓発ポスターが話題です。タイトルはズバリ「そのリュックサック迷惑な「技」かけてない?」。私は京都在住ですので関西ローカル線の車内で時々目にするイラストで図解されたこのポスターの、ウイット感あるセンスに見入ってしまいます。リュックサックは両手が自由になり、重い荷物の負荷が軽減されるため、通勤や通学、旅行の時もとても便利ですが満員電車の車内では気付かないうちに周囲の乗客へ迷惑をかけてしまっている場合もあり、要注意と言うのです。

 

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JR西日本ではリュックのユーザー向けに迷惑な三つの技を上げています。「ダブルリュック・プレス」は背負ったリュックサックで誰かを押しつぶしていませんか?「リュックサック・ウォール」は、仲良しな二人を隔てている壁になっていませんか?「ブロック・ザ・ゲート」は、リュックサックでみんなの出入り口をふさいでいませんか? 実際、リュック使用者は後ろの状況がよく見えていないので、知らずのうちにこのような迷惑を他の乗客にかけている可能性があるということです。正しい使い方をしないと周囲の乗客にストレスを与えてしまいます。

 

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ポスターは結論として「車内でのリュックサックは前に抱えるか、網棚の上に置くなど他の方の迷惑にならないようにお願いします」と締めていますが、東西を移動する私からすると東京に比べて関西圏のリュックマナーは徹底していないようです。私はこのコラムをK-modelの商品情報と共に、K-modelユーザーが社会と調和するような使い方をされることを望んで発信しています。商品を提供することは社会性まで想像しなければなりません。K-modelがロングセラーを続けているのもユーザーの皆さんの社会常識が支持を受けているからだと感じています。

 

バッグの持ち方もスマートに!


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