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人間工学的な対応力

ビジネスバッグ・機能に応じた選び方

実際にK-modelを仕事で愛用している陰山先生がフィールド・インプレッション。
K-modelにこめた陰山先生の開発ポリシーとともに毎回ライブレポートで報告!!

ランドセルとの最初の出会い

冬場でわかるビジネスバッグの使い勝手

 

●本体の色がカラフルになっただけではなく、刺繍のようなステッチや伸縮性、軽量化、背中への密着性など新しい機能満載のランドセルが華々しい。私立の小学校では指定のバッグがあるが、多くの公立小学校では定番とも言えるのがランドセルだ。

 

●新学期には早いシルバーウィーク中のニュースを見て驚いた。まだ9月だというのにカラフルなランドセルが所狭しと陳列され、多くの子どもたちで売り場は熱気でいっぱいだ。当然両親も一緒だが、時期だけに祖父母づれがほとんど。今やランドセル選びは家族総出のイベントになっているよう。人気色やデザイナー系は早い時期に売り切れ必至とのこと。はやる気持ちはよく分かる。ランドセル選びは子どもの個性発揮の重要なイベントなのだ。

 

バッグで、自分流の工夫やアイデアがありましたらぜひ聞かせてください。



陰山先生の「ビジネスバッグ論」
K-modelに込めたメッセージ

第38回 ビジネスマンのアイテム選び
~フルに収納して分かる人間工学的な対応力~


スマホやタブレットなど仕事で使う様々なデバイスの進化は目を見張るものがある。小型、軽量化は道具進化の必然の歩みだが、その中心には常に「人が使う」という大前提がある。霊長類として脳は進化したが、人のサイズは大きくなったわけではない。ホモサピエンス(ヒト)として25万年前に誕生してから身体の機能、サイズは劇的な変化をしていない。人が使う道具のサイズも、大きすぎても小さすぎても使い勝手を悪くしてしまう。

 

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今から約35年前、初代ウォークマンが登場した時、世界中にビッグニュースとしてサイズ、重量が話題になりSONYブランドは一躍世界を席巻したことは記憶に新しい。重たいラジカセを単機能の再生専用に集約、ハンディサイズに進化させた結果だ。当時、人の手のひらの大きさを世界的に調査し、小面積でも誤作動のないスイッチ間隔やレイアウトなど人間工学と言われる領域が重要視される黎明期でもあったのだ。

 

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持ち物は、軽く小さいに越したことはない。しかしビジネスシーンでは自分流が通せるわけではない。K-modelは基本的な設計として出先での対応力を意識している。会議用の資料など想定外で変化する収納物をいかに効率的にさばけるか。バッグの進化は人間工学で言えば収納量が変わっても変化の少ない重量バランス、体への密着度、安定した操作性などで分かる。その結果、疲労の少ない、体に負担の少ないバッグとなる。しかしショーケースからでは分からない。バッグ売り場で自分のビジネスシーンへの想像力をフルに働かせるしかないだろう。単に見栄えやデザインだけでは分からないバッグ特有の奥深さがある。


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